ホレンコの友 2019年12月号

              「イメージの詩」
                      
                   手稲はこぶね教会・札幌富丘伝道所牧師 
                      日本基督教団北海教区総会議長  原 和人
            

クリスマスおめでとうございます。命が軽んじられ、争いを第一の解決策と信じる為政者が多く、怒りの矛先が小さき者へと向かってしまう、そういった混沌の世界において、主イエスの希望と勇気の光が隅々まで行き渡りますように皆で祈りたいと願っています。
さて、日本の人口比1%という少数派のキリスト教ですが、クリスマスだけは知名度が高く、とても良いイメージがあります。ホワイトクリスマスのイメージに相応しく、雪が降り白い息さえもクリスマスを連想させてしまうほどです。イエスの誕生の時期は実際は12月ではない、という説もありますが、もしそれが事実であったとしても、古代の人々がクリスマスを12月に決めたことは現代にとても良いイメージを付けてくれたことになるでしょう。
何事に付けてもイメージは重要なファクター(要因)になります。本質がどれだけ良くてもイメージが悪ければ、人は疑って掛かる。あるいは穿った目線でしか見ようとしません。クリスチャンでなくとも、クリスマスに教会に行きたくなる気持ちにさせるのは、イメージに殆ど悪いものがないからでしょう。
現代の教会の多くは、信者の数が右肩下がりだと言われています。そのことに危機感を覚えて「信者を増やしていく」ことを大きな目標としている方々や教会も少なくないと聞きます。無論、それは大切なことですが、それと同じく、キリスト教はクリスマス以外の通常時のイメージアップを図ることも重要なのではないか、と思わされています。
誰かの日常生活の一部に一人一人のクリスチャンがキリスト教の言葉を浸透させていくこと、あるいはキリスト教の教えが素敵であることを皆が使えるツール(道具)を通して日々伝えていくこと、そういう日々の地道な積み重ねによって、沖縄にプロテスタントが伝えられて以来、173年もの間その教えを紡いできました。
北海道マスコミ伝道センター(ホレンコ)は、皆が使えて受けられる「放送」というツールを使ってキリスト教の教えを日常的に伝えています。道内の牧師の方々の協力なくしてはあり得ない活動ですが、ホレンコはそれを企画・下支え・実行してくださっています。そのことに感謝です。
日々の地道な福音宣教の努力、クリスマス時期の素敵なイメージ、誰もが耳に出来るツールによる宣伝、それら全てが合わさって、常にキリスト教のイメージがアップされていくような、次の1年でありたいと願っています。まずはこのクリスマス、1人でも多くの方々と共に素敵な時間を過ごしましょう。

  

 

 

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