ホレンコの友 2019年3月号

                    「蘭島に導かれて」
            
                      日本バプテスト教会連合:蘭島キリスト教会牧師 北国哲夫

私は1982年3月に神学校卒業後、埼玉県坂戸市にて開拓伝道をスタートしました。それから26年経った2008年に、私の故郷である北海道での開拓伝道の使命が与えられ、祈りつつ準備を進め、2012年に小樽市蘭島にて開拓伝道を始めました。
当教会は、「弱い立場にある人々と共に立ち続ける教会」をキャッチフレーズとして、伝道と福祉の両輪で教会形成に取り組んでいます。私たち夫婦は、開所、間もなく、地域のボランティア団体に所属し、週一回のお弁当配達と見守りを始めました。また私は社会福祉協議会の業務である「日常生活自立支援員」として、利用者の方へのサポートをしています。
2014年9月、勝手口をリフォームして「トイレ休憩所」を開設しました。特に夏の期間、地域の方、観光客に大いに用いられています。教会前を走る国道は、5月のゴールデンウィークを皮切りに、7月半ばには蘭島海水浴場もオープンし、9月頃まで交通量が多くなります。これまで国外"韓国、香港、台湾、シンガポール等"からの観光客の「トイレ」利用者もありました。トイレ内に置かれた「教会案内」「トラクト」を持っていかれる方もあり、トイレが伝道の役割を担っています。
2015年10月、地域の方から小学生児童の授業終了後の保育場所として教会を開放することができないかとの要請がありました。この地域では、これまでも「学童保育所」の設置依頼があったものの、場所や人材、経済的な確保が得られず、実現に至らなかったようです。今回、この要請を受けて2016年4月より「学童保育所 蘭島こどもクラブ」を開所しました。現在、5名の子どもたちが在籍し、親御さんがお迎えに来るまで楽しく過ごしています。
小樽市蘭島は、自然に恵まれ、アウトドアに最適で、蘭島海水浴場をはじめ、海の幸や山の幸が豊富にあります。当教会が当地に設立された第1の意味は、福音を伝え、救われる魂が起こされ、教会形成がなされることです。第2は地域に根ざし、地域とともに生きる教会、そして第3は、教職者、そのご家族の保養所(?)になることを願っています。つまり、ここで、この場所で休養をとっていただくということです。
以上、当教会設立の経緯、現状、目指していることを述べさせていただきました。少しずつ課題も見えてきていますが、すべては、神さまの栄光がこの地に現れることを願っています。
「すると、王は彼らに答えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』」   (マタイ25:40 新改訳2017)


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