ホレンコの友 2018年1月号
 「You もあ 一年」          
             
日本キリスト教会 札幌桑園教会牧師 河野行秀

皆さん、新年おめでとうございます。
「今年こそは!」と意気込んでおられることでしょう。わたしも、今年は何をしようかと考えています。しかし、何しろ歳でもあります。もう世界冒険旅行もできないし、ヘブライ語を身につけることもできない。酒、たばこをやめて体重を減らすという努力はしなくてもよさそうですが、身長を1センチ延ばすことはもうできない。高額納税者にはなれそうもないし、メガ・チャーチ建築の夢は消えてきました。つまるところ、今年も平凡な年になりそうです。「主の御心であれば、生きながらえて、あのことやこのことをしよう」(ヤコブ4:15)と、言うことになるのでしょう。
 たとえそうであっても、前に向かって進まなくてはなりません。小さな作品であっても、完成させることは喜びであります。大きなことはできないけれど、小さなことでも積み重ねれば山となります。一年、一年の積み重ねです。あなたも、主のためにもう一年何かやってみませんか。
 課題は日本の伝道です。日本の教会は伝道の力を失いつつあります。信徒は減少し、教勢は低下しています。原因を少子高齢化にするのは言い訳です。牧師も信徒も情熱がなくなっているからではないでしょうか。「キリスト教は、パレスチナで情熱として始まった」と、言った人がいます。復活の信仰は情熱の信仰です。東方教会はイースター礼拝で、司祭が「主はよみがえられた」と宣言すると、会衆が高笑いをするという話を聞いたことがあります。「イースターの高笑い」と言うのだそうです。死が勝利に呑み込まれた笑いです。
 この一年、やるべきことは「キリストの十字架と復活」からくる、希望と愛と忍耐と勇気を、信仰をもって情熱を込め語ることでしょう。そのためにはネクラにならず、ユーモアが必要です。わたしは教会員に「暗い顔をしないでほしい。ビジネス・スマイルでもいいから少し笑ったら」と言われたことがあります。そこで、今年の目標はユーモア研究です。皆さんの中に、だれか吉本興業で宣教学を学ぶ人が現れるといいですね。インドネシアから学びに来た牧師がいるそうですよ。バルトは「神学とは喜びの学問である」と言いました。ボーレンは「説教は遊びのようにうちこめる」と言いました。
今年も、「アーメン。ハレルヤ」と声高らに歌いましょう。雨もやみ、心の闇も晴れるでしょう。
「ちいさな籠に花を入れ、さびしい人にあげたなら、部屋に香り満ち溢れ、くらい胸もはれるでしょう。」(讃美歌U26)
You more 一年!